WCS2019準優勝!G2 Esportsのサポートとヘッドコーチが語る2019と2020

 WCS2019で準優勝に輝いたG2 Esportsのサポート"Mikyx"選手とヘッドコーチ"GrabbZ"がWCS2019と2020シーズンについて語っています。

敗れた責任は自分にある ―GrabbZ

 敗戦するたびに同じ思いをしている。『リーグ・オブ・レジェンド』は非常に複雑なゲームだ。オーディエンスにたったひとつのアクションやミスの裏にどれだけ大多くの要素が絡んでいるのかが上手く伝わらない時がある
 たとえば、オーディエンスは “準備” と言われるとまずドラフトをイメージするが、実際はそれだけではない。また、敗戦すればオーディエンスからありとあらゆるディテールについて言われるが、実際にプレイヤーの助けになるようなことはあまり言われない
 FunPlus Phoenixがどういうプレイをしたいのかは事前に把握できていたし、彼らがどんなプレイを得意としているのかについても分かっていたが、彼らのアーリーゲームに対する最適解を導き出せなかった

プレイ・クオリティがいつもより低かった ―Mikyx

 FunPlus Phoenixがミッドを重視しながらジャングラーで押してくるのは分かっていたから上手く対応しようとした。自分たちのミスの多くはドラフトから始まっていたと思う。前日に決めていたドラフトからかなり変更したからさ
 あとはパイクPykeでノーチラスNautilusを当てて、《プレデター0_2_プレデター》と《テレポートSummonerTeleport》でローミングに対抗しようとしたんだけど、これも機能しなかった。勝てるチャンスは十分にあったのに自滅してしまった
 FunPlus Phoenixにやられた印象はない。単純に自分たちのプレイクオリティがいつもより低かった

ヨーロッパに留まり続けたのが失敗だった ―GrabbZ

 トーナメント期間中にチームを成長させるのはほぼ不可能に近いので、充実した内容のブートキャンプをヨーロッパ圏外で行う必要がある。今年はヨーロッパに留まり続けたのが失敗だった
 ヨーロッパにいたことでチームがWorldsで成長するために必要なプレイクオリティを得ることができなかった。ヨーロッパ入りしたアジアチームとのトレーニングマッチで完敗して自分たちの失敗に気が付いた
 ヨーロッパチームが2年連続でファイナルに進出するなんて以前は考えられなかった。もちろん、0-3で終わったファイナルは非常に残念だったが、ヨーロッパのトップチームがどこまでやれるのかは示せたと思っている
 Worlds 2019は僕が経験してきたトーナメントの中で一番混沌としていた。グループリーグを突破したすべてのチームに優勝の可能性があったと思う
 シーズンがようやく終わったので、少しリラックスして家族や友人との時間を楽しんでいる。約11ヶ月も戦い続けてきたし、全員がオフを取るべきだ
 もちろん、スタッフ陣はすでにアイディアを出し合っているが、シーズン開幕が近づくまでは特に何も決めず色々試していくつもり


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Nunuこっとんの一言
 去年のトロフィーでヨーロッパ勢が獲得できなかったのはWCS2019だけなのです。ぜひ頑張ってほしい