人気eスポーツチームTeam Vitalityが提唱する、ゲーミングハウスの撤廃

 今日におけるゲーミングハウスは、eスポーツチームにとって当たり前の環境となっています。フランス・パリのeスポーツチーム"Team Vitality"がそんな当たり前を打破するための施策を行っていることについて、Red Bullは取材を行いました。

Team Vitalityの改革

 eスポーツは2010年代に大きな変化を遂げた。
 プレイヤーはプロ契約を結ぶようになり、革新的なパートナーシップが次々と発表され、世界各地のアリーナがソールドアウトになっている今、この躍進中の業界は新たな高みに到達したと言って良いだろう。
 しかし、トレーニングハイパフォーマンスに関しては、eスポーツチームの大半が5年前と同じものを採用している。
 5年前は、プロプレイヤーたちが寝食とトレーニングを共にする “ゲーミングハウス” がシーンのデフォルトで、プロプレイヤーたちはスクリムや深夜のソロキューに多くの時間を費やしていたが、彼らのフィットネスや食事がケアされることはほとんどなかった
 しかし、eスポーツへの投資増に伴い、トレーニングとハイパフォーマンスに多くのリソースが割かれるようになっている。このトレンドの最前線に立ち、既存とは異なるアプローチで取り組んでいるのがフランスのesportsチーム、Team Vitalityだ。
 Team Vitalityはプロプレイヤーたちのことを考えた施設を用意すると同時にハイパフォーマンスプレイヤーコンサルタントのTerry MartinとメンタルストレングストレーナーのAndre Pisaniを招聘して日々のルーティンに刺激を加えている。

eスポーツが抱える問題

 元プロバレーボール選手だったTerry Martinはeスポーツプレイヤー / チームが現在直面している問題はいくつもあるとして次のように話を始める。
 「私たちは非常に不健康なコンセプト “ゲーミングハウス” を廃止しようとしています。パリ郊外に位置するスタッド・ド・フランスに素晴らしいトレーニング施設を建造したので、Team Vitalityは他の一般的なプロスポーツチームと同じように機能することになります」
 「プレイヤーたちはパリ市内で個別のアパートメントに住んでもらっています。彼らは毎朝決まった時間にオフィスへ来てトレーニングをしています。このような変化はメンタルにもとても重要です」
 一方、軍隊のメンタルトレーニングを20年担当してきた経験を持つAndre PisaniはTeam Vitalityで確認した最大の問題はオーバートレーニングだとして、次のように説明している。
 「今、プロプレイヤーとプロクラブが直面している最大の課題は “トップレベルのプレイヤーのキャリアを延ばす” だ。現在は多くのプロプレイヤーが24歳か25歳でピークを迎えている
 「しかし、私たちはトレーニング時間を制限しようとしている。オーバートレーニングにならないように、そして彼らのレベルを落とさないように注意しながら質を重視したトレーニングメニューを組むことで、より長くキャリアを楽しんでもらえるようにしている」


 Team Vitality LoL部門の1日のスケジュールなどはこちらから元記事をご覧ください(日本語)。

Nunuこっとんの一言
 eスポーツに限らず、スポーツ選手の平均引退年齢ってめちゃ若いんですよね。どの競技でもセカンドキャリアの問題は付き物なので、年齢層が上がることは良い傾向だと思います。
 あとは選手の精神年齢が(小声)